専門医制度

修練実施計画・病歴抄録の登録について

Last Update:2023年4月25日

日本外科学会外科専門医制度による修練開始・修練実施計画・診療経験のオンライン登録について

*(2019(令和元)年5月から本会告の内容が改まっていますので、ご留意ください)

 2015(平成27)年までに医籍を登録した方が、従来のカリキュラム制で外科専門医の認定を受けるための各種手続きは,原則としてインターネットを介してオンラインで行っていただきます。本会ホームページより,手順に従い登録してください(「TOP」⇒「各種申請手続き」⇒「外科専門医」⇒「修練実施計画・病歴抄録の登録・照会(専門医システム)」⇒ログイン)。
 2016(平成28)年以降に医籍を登録した方は、新専門医制度のプログラム制で外科専門医の認定を受けることになります。
 なお,制度の公平性や透明性を保つため,登録不備や入力ミスなどによる救済措置はありませんので,必ず手続きが完了しているかどうかを確認してください(修練期間の算定については<修練開始登録>の項で詳述)。

<従来のカリキュラム制での修練開始登録について>
 外科専門医としての修練を行うにあたっては,入会の手続きとは別に,修練開始の登録の手続きを行う必要があります。修練開始登録は,修練実施計画を登録することで併せて自動的に処理されます
 修練期間(最短5年間)の算定は修練実施計画の登録後に開始しますが、具体的な算定方法は次の3つのケースに分かれます(厚生労働省主導の卒後初期臨床研修を終了した年の12月末日までに修練開始登録を行った場合に限り,卒後初期臨床研修の開始時まで遡って算定されるため)。
ケース1
2004(平成16)年3月までに医籍を登録された場合,修練期間は修練実施計画の登録を行った日から算定されます。
ケース2
2004(平成16)年4月以降に医籍を登録され,卒後初期臨床研修を終了した年の12月末日までに修練開始登録を行った場合,修練期間は医籍登録年月日から算定されます。
ケース3
2004(平成16)年4月以降に医籍を登録され,卒後初期臨床研修を終了した年の翌年1月1日以降に修練開始登録を行った場合,修練期間は修練開始登録を行った日から算定されます。

 修練期間の開始を遡って算定することは認められません。従来,この旨の申し出を多数受けておりますが,特例の措置は一切講じていないことを申し添えます。

<修練実施計画>
 外科専門医の認定を受けるためには,本会指定施設または関連施設で,分野毎に設定された最低手術数をすべて経験することが必須となります(「外科専門医修練カリキュラム」参照)。このため,修練全体を統括する代表指導責任者の指示に従い,あらかじめ修練の計画(修練実施計画)を編成し,登録する必要があります。
 登録された修練実施計画は代表指導責任者の許へ電子メールにより通知され,内容を確認していただきます。
⇒修練実施計画の登録は2019(令和元)年6月10日(月)をもって完全に終了します。
 この期限後の登録は一切認められませんので、ご留意ください。

<代表指導責任者>
 修練を行う指定施設のうち,主となる施設が代表指定施設となります。代表指定施設の指導責任者のうち,任意の1名に代表指導責任者に就いていただきます(随時交代可能)。
 代表指導責任者には修練全体の統括者として,修練実施計画の編成の指示・内容の承認,修練開始の許可,修練期間中の適切な指導・管理,受験の許可などを担当していただきます。また,本会から当該修練医の修練に関して意見を求める場合もあります。

<診療経験>
※2010(平成22)年12月31日までの手術症例
 本会「病歴抄録の登録」より登録が完了し、当該指導責任者の承認を得ていなければ、認定試験(面接試験)の受験申請のために利用することはできません。なお、2012(平成24)年12月31日で登録は締め切っているため、これから遡って登録することはできません

※2011(平成23)年1月1日からの手術症例
 一般社団法人National Clinical Database(NCD)に登録してください。外科専門医の認定を受けるために必要なデータはNCDから抽出します(NCDの診療科長または主任外科医に承認されていること)。
なお、NCDでは当年1月から12月までの手術症例は、原則として翌年3月末日を登録期限としています。その他、NCD登録方法の詳細については、NCDのホームページなどを参照してください。

※手術症例数の確認方法
 本会ホームページの「修練実施計画・病歴抄録の登録・照会(専門医システム)」にログイン後、メニューの「病歴抄録登録」に進み、[病歴抄録の閲覧]をクリックしてください。別ウィンドウで「NCD検索システム」が立ち上がります。
 改めて「NCD検索システム」にログイン後、メニューの「各学会の資格申請」欄の[外科病歴抄録の閲覧]をクリックしてください。認定試験(面接試験)の受験申請のために利用できる手術症例数が表示されます。
 表示されない手術症例がある場合は、[未分類症例]をクリックして、未分類の手術症例がないかどうかを確認してください(複数の領域にまたがる手術症例は任意に分類できます)。
 また、別頁「外科専門医修練カリキュラム」の“参考 手術手技一覧対応表(到達目標3)”において、【外科専門医制度の手術症例として認められない症例】としている手術症例は、認定試験(面接試験)の受験申請のために利用できませんので、やはり表示されません。こちらも確認してください。
 なお、NCD症例登録システムで承認を得てから[外科病歴抄録の閲覧]の反映には約2日を要します。
 その他、「NCD検索システム」の詳しい利用方法は、NCDにお尋ねください。

<受験資格>
 修練開始後満4年以上経た段階→予備試験(筆記試験)
 予備試験に合格後、修練開始後満5年以上経て、規定の修練をすべて修了した段階→認定試験(面接試験)
 認定試験合格後、外科専門医として認定されます(有効期間:5年)。

<問合せ先>
〒105-5111 東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービルディング南館11階
一般社団法人日本外科学会 専門医制度委員会 宛
TEL:03-5733-4094 FAX:03-5473-8864
E-mail:senmoni@jssoc.or.jp

※非会員も外科専門医としての修練を行うことが可能ですが,修練開始登録申請料として60,000円の納付が必要となります(受験時には本会会員であることが義務付けられます)。

 

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