日本外科学会:TSAT(Trauma Surgical Assistant Team)事業のお知らせ
○TSATとは?
本学会は平成29(2017)年度から厚生労働省の委託による「外傷外科医等養成研修」を継続して実施し、爆傷・銃創・切創などの重篤な外傷に対応可能な外傷外科医のエキスパートとして、これまで延べ500名以上の外科医・看護師を育成してきました。
この研修の修了者を中心として、大規模イベントやマスギャザリングに外傷外科チームとして派遣する体制を構築することといたしました。
この外傷外科チームの派遣が「TSAT(Trauma Surgical Assistant Team)事業」であり、本学会が窓口となって、様々なイベントなどからの待機および緊急派遣の要請に応需します。
○TSATの実績は?
G7広島サミット2023にTSATメンバーが試行的に派遣されました。
今後も大規模な国際イベントなどの要請に応需します。
○TSATの隊員とは?
「外傷外科医等養成研修」を修了し、TSATへの参加意思を表明した外科医(正会員)と看護師(準会員)です。
主な任務は
①派遣先の医療機関・臨時医療施設における外傷診療体制構築と実施
②院内での外傷診療体制構築と実施を適切にできる環境整備
③院外からのTSAT受け入れ体制の整備と業務連携
を担い、隊員としての資格更新制度を設けます。
※日本外科学会 準会員制度のご案内
https://jp.jssoc.or.jp/modules/memberinfo/index.php?content_id=32