理事会ニュース(R6年度‐7)
日 時:令和7年1月27日(月)12:00~16:40
会 場:日本外科学会事務所 会議室(Web会議システム;Zoomを併用)
出席者(集合):
理事長;武冨紹信
副理事長;長谷川潔
理事;石原聡一郎,猪股雅史,井本滋,江口英利,大塚将之,奥山宏臣,
掛地吉弘,亀井尚,齋木佳克,田尻達郎,波多野悦朗,原尚人,尾藤祐子,
湊谷謙司,宮川繁,吉住朋晴,吉野一郎
監事;馬場秀夫,松原久裕
会頭;海野倫明
次期会頭;平野聡
次々期会頭;池田徳彦
幹事;水間正道,浅野賢道
出席者(Web):
理事;江畑智希,志水秀行,山内英子
幹事;裴英洙
欠席者:
前会頭;小寺泰弘
議 題:
第1号議案 定期学術集会の件
第2号議案 次期役員等の選任の件
第3号議案 名誉会頭および名誉会員ならびに特別会員推戴の件
第4号議案 定款施行細則等の変更の件
第5号議案 令和7年度事業計画書の件
第6号議案 令和7年度収支予算書の件
第7号議案 入会および休会ならびに復会に関する件
第8号議案 その他
第1号議案 定期学術集会の件
- 第125回定期学術集会(海野会頭)
1)準備状況:
プログラム/タイムテーブルを確定。
2)学生の旅費支弁:
学術委員会と連携の上で準備中。
3)令和7年度定時社員総会:
ホテルメトロポリタン仙台を会場として現地開催とする旨を決定済み。
4)サテライト企画:
オペレコAwardを開催予定。
5)共通/領域講習:
多くのセッションを新専門医制度上の共通/領域講習に充てる予定。
6)準会員の参加登録費:
価格設定を総務委員会に諮問。 - 学術委員会(石原理事)
1月8日に本年度第3回委員会を開催。
1)第126回定期学術集会のプログラム案:
検討結果を平野次期会頭に答申済み。
2)Future Surgeons Club(FSC):
第125回定期学術集会の終了後に今後の展開を検討予定。
今後の各大学の連絡窓口は、研修プログラムの統括責任者とする方針。
3)合同プログラム委員会:
1月9日に初開催し、各サブスペシャルティ学会と2026年の学術集会のプログラムの摺合せを試行。
“Surgical Week”構想を再検討(→継続審議)。 - 第126回定期学術集会(平野次期会頭)
1)スライドの英語化:
継続審議中。
2)プログラム:
学術委員会の答申を受けて、プログラム案を再検討中。 - 第127回定期学術集会(池田次々期会頭)
会場の使用計画を検討中。 - 国際委員会(湊谷理事)
1)Association of Surgeons of India(ASI):
昨年12月開催のASIに湊谷理事と海野会頭が参加(→今後の交流などを協議)。
2)Academic Surgical Congress(ASC):
武冨理事長と湊谷理事が6名の演題発表者と共にASC総会に参加予定。
3)JSS/GSS Topic Conference(合同セッション):
本年4月のドイツ開催分のプログラムを決定済み。
日本開催分のプログラムは検討中。
4)韓国,台湾,イタリアとの交流:
各国の代表者と第125回定期学術集会中に協議予定。
第2号議案 次期役員等の選任の件
- 次々期会頭の選任
大塚将之理事、中村雅史代議員、波多野悦朗理事の3名が立候補(届出順)。
選挙は電子投票システムを使用する旨を決議。 - 監事(補欠)の選任
補欠選挙の実施を決議(定員1名)。
→立候補届出期間;2月7日~20日(15時必着)
第3号議案 名誉会頭および名誉会員ならびに特別会員推戴の件
- 名誉会頭
梛野正人先生の推戴を決議。 - 名誉会員
Ho-Seong Han先生(韓国)とFabrizio Michelassi先生(米国)の推戴を決議済み。 - 特別会員
該当者なし。
第4号議案 定款施行細則等の変更の件(定款委員会報告:奥山理事)
顧問弁護士の確認を経て、以下の条文の変更を決議(→定時社員総会に上程)。
- 入会規則(定款施行細則第1号)
- 役員・代議員等選任規則(定款施行細則第3号)
- 外科専門医制度規則(定款施行細則第8号)
- 外科専門医制度の外科専門医に関する施行規定
- 復会・休会規則(定款施行細則第10号)
- 専門医制度委員会内規
第5号議案 令和7年度事業計画書の件
令和7年度事業計画を決議。→2月1日付で執行。
- 将来計画委員会(武冨理事長)
特段の報告事項なし。
1-1.ブランディング委員会(吉住理事)
裴幹事の副委員長の委嘱と、10名の委員の委嘱を決議。 - 選挙管理・選挙制度検討委員会(奥山理事)
1月16日に本年度第1回委員会を開催。
継続的に一定割合の女性代議員が選出される方略として、これまでどおりの選挙の他に、女性会員のみを被選挙権者とした選挙と、欠員が生じた選挙区の補欠選挙を並行して実施する方針を決議(→定款委員会に規則変更を諮問)。 - 情報・広報委員会(田尻理事)
11月28日に本年度第2回委員会を開催。
1)会員管理システムのリプレイス:
開発委託業者の撤退に伴い、リリース時期の1年の延伸を決議。
当面のシステム運用をスリーエイ・システム社と、セレマアシスト社に委託する旨を決議。
2)市民公開講座:
9月28日(日)に「オペスル2025」の開催を決議(会場;日本科学未来館)。
「市民公開講座WG(仮称;オペスル2025実行委員会)」の設置を決議。
「オペスル」の商標登録を決議。
3)第125回定期学術集会におけるSNSの運用:
主宰校(東北大学)と連携して、積極的にSNS投稿を行う予定。
4)会員アンケート:
SNSに関する会員アンケートを計画中(→ブランディング委員会と連携予定)。 - 外傷外科医養成研修実施委員会(松原監事)
12月11日に本年度第4回委員会を開催。
1)本年度の外傷外科医等養成研修事業:
受講者を選考済み。
2)Trauma Surgical Assistant Team(TSAT事業):
大阪・関西万博からの派遣依頼を検討中。 - 遠隔手術実施推進委員会(平野次期会頭)
1)遠隔手術支援の社会実装に向けたWG:
1月17日に開催し、関連学会の概ね合意済み。
2)来年度予算:
現在のAMEDの研究費と同額を財務委員会に計上済み。
厚生労働省「医療技術等国際展開推進事業」に、「モンゴルと日本間での遠隔手術指導と遠隔手術の確立」を申請中。 - 専門医制度委員会/日本専門医機構(江口理事)
1)定款施行細則などの変更:
外科専門医制度規則、外科専門医制度の外科専門医に関する施行規定、専門医制度委員会内規の各条文の変更案を了承済み(→定款委員会に答申済み)。
2)会員管理システムのリプレイスの遅滞に伴う対応:
各種資格の申請受付スケジュールなどを適宜変更する旨を決議。
3)専攻医の採用結果:
来年度の外科領域は866名の見込み(前年度60名増)。
4)外科サブスペシャルティ領域連絡協議会:
12月3日に開催し、6領域が一斉に新専門医に移行する方針を合意。
日本専門医機構に、新専門医に移行するにあたって「学会会員であること」という要件を外す方針に反対する旨の要望書を提出済み。
5)3回以上更新した外科専門医の対応:
診療実績の代替として、定期学術集会のビデオセッションをeラーニング化して対応する旨を決議(→教育委員会と調整)。 - 専門医認定委員会/予備試験委員会(江畑理事)
1)外科専門医更新審査結果などの変更:
以下の変更を決議。
・外科専門医を通常に更新する者:2,159名
・サブスペシャルティ専門医の有効期限が来年度以降のため外科専門医の有効期限を延長する者:748名
・サブスペシャルティ専門医の有効期限も本年度のため外科専門医を同時更新する者:1,577名(不合格1名)
・外科専門医から認定登録医に降格する者:249名
2)会員管理システムのリプレイスの遅滞に伴う対応:
外科専門医の申請受付スケジュールなどの変更は、江畑理事に一任する旨を決議。 - 指定施設指定委員会/指導医選定委員会(原理事)
1)関連施設指定審査結果の変更:
1施設の指定の追加を決議(計949施設)。
2)会員管理システムのリプレイスの遅滞に伴う対応:
指導医の申請受付スケジュールなどの変更は、原理事に一任する旨を決議。 - 教育委員会(志水理事)
特段の報告事項なし。 - NCD(池田次々期会頭;NCD代表理事)
1)令和6年度決算(見込)/令和7年度予算:
NCDの活動の進捗および決算/予算の状況などを確認。
2)令和7年度事業計画:
NCDの今後の活動方針などを確認。
10-1.消化器外科データベース関連学会協議会(掛地理事)
12月20日に第38回協議会を開催。
日本医療安全調査機構からのNCDデータ利用の申し入れを検討中。 - CST推進委員会(波多野理事)
12月11日に本年度第2回、1月14日に第3回委員会を開催。
1)本年度のCST報告:
レビューを完了。
2)美容外科医による不適切行為:
関連学会で対応を検討中。
3)CST事業の法人化:
継続審議中。 - 臨床研究推進委員会(宮川理事)
1月8日に本年度第1回委員会を開催。
1)臨床研究法の改正:
厚生労働省治験推進室の担当官からブリーフィングを受けて、意見交換を実施済み。
2)本年度「臨床研究助成」「若手外科医のための臨床研究助成」:
本年度の授賞者を決議。
3)研究結果報告書のレビュー:
令和4年度「若手外科医のための臨床研究助成」授賞者の研究結果報告書のレビューを実施済み。
助成金の使用基準の変更を決議。
4)来年度以降の「若手外科医のための臨床研究助成」
臨床研究部門×3件と基礎研究部門×5件への拡充を決議。 - 利益相反委員会(尾藤理事)
厚生労働省でCOIデータベースの構築計画が進められていることを受け、「役員等の利益相反自己申告書」のシステム導入の一時凍結を決議(→当面はWebアンケートシステムを利用して回収)。 - 英文誌編集委員会(吉住理事)
1)2024年投稿状況:
投稿数779編/採択率26.2%
2)契約更新:
まずは領域別リーダーズ会議で検討予定。
3)IF向上対策:
2023年のNCD集計結果の論文を掲載済み。
→2023 National Clinical Database Annual Report by the Japan Surgical Society - Case Report誌編集委員会(猪股理事)
1月14日に本年度第3回委員会を開催。
1)出版委託業者の変更:
現時点でトラブルなし。
2)優秀論文賞:
9名の授賞者を決議。
3)2024年投稿状況:
投稿数708編/採択率30%
4)投稿規定の改定:
改定を決議。 - 総務委員会(猪股理事)
特段の報告事項なし。 - 邦文誌編集委員会(波多野理事)
順調に編集作業中。 - eラーニング委員会(亀井理事)
12月2日に本年度第2回委員会を開催。
1)eラーニングシステムの共同利用:
日本小児外科学会と協議中。
2)受講料の価格改定:
会員の受講料の引下げを決議(5,500円→3,300円)。
外科総論のコンテンツのセット販売を決議(5講座で9,900円)。
3)eラーニングシステムの改修:
非会員は受講できないように制限を掛ける機能の追加を決議。 - 医学用語委員会(井本理事)
1)「外科学用語集」の改訂作業:
追加改訂作業中。
2)日本医学会分科会用語委員会:
1月15日に開催。 - 保険診療委員会/外保連(吉野理事)
1)安定確保医薬品の見直し:
日本医学会を介した厚生労働省からの意見照会に対応中。
大鵬薬品工業社の抗悪性腫瘍剤「テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム」の優先度を上げる要望書を、関連学会と連名で提出予定。
2)医薬品・医療機器の供給停止に関する照会:
各社からの照会に適宜対応済み。 - 外科医労働環境改善委員会(掛地理事)
1)「医師の働き方改革」開始後の会員アンケート:
回答結果を解析中(回答率;会員対象15.7%/施設責任者対象42.8%)。
2)厚生労働省「医療の効率化に向けた領域別タスクシフト推進事業」:
「外科医のための看護師の特定行為研修修了者活用ガイド」を公開済み。 - ダイバーシティ推進委員会(山内理事)
第125回定期学術集会の実績を踏まえて、座長・司会候補者リストをアップデート予定。 - 医療安全管理委員会/日本医療安全調査機構(大塚理事)
1)日本医療安全調査機構:
医療事故調査制度の現況報告を確認。
センター調査の依頼に適宜対応済み。
2)高難度新規医療技術該当リストの見直し:
関連学会の照会結果を集計中。 - 倫理委員会/調査委員会(齋木理事)
1)医師の行政処分:
調査委員会の設置を決議。
2)着床前遺伝学的検査(PGT-M)審査小委員会:
日本産科婦人科学会の依頼を受けて審議中。 - コロナウイルス対策委員会(武冨理事長)
特段の報告事項なし。
第6号議案 令和7年度収支予算書の件(財務委員会報告:長谷川副理事長)
令和7年度予算を決議 →2月1日付で執行
第7号議案 入会および休会ならびに復会の件
入会申請者全員を正会員もしくは準会員とする旨を決議。
休会申請者全員の休会を認める旨を決議。
復会申請者全員の復会を認める旨を決議。
第8号議案 その他
- 来年度の理事会開催日程:
日程案を決議。 - 次回(令和7年度第1回)理事会開催予定:
令和7年3月24日(月)12:00~16:00
於:日本外科学会事務所会議室(ハイブリッド形式;Zoomを併用)