令和6(2024)年度;外科領域における新型コロナウィルス感染症拡大の影響に伴う専門研修の配慮について
平成30(2018)年4月より開始された新専門医制度の運営にあたりましては、会員の皆様に多大なるご支援とご理解を賜っておりますこと、あらためまして厚く御礼を申し上げます。
新専門医制度における専門研修でありますが、令和3(2021)年に外科領域の専門研修を開始した専攻医におきましても、新型コロナウィルス感染症拡大の影響に伴い手術の待機が求められるなど、研修に大きな影響が継続していたものと認識されました。そのため、個別の配慮について日本専門医機構へ確認したところ、領域の判断で配慮を行う了承を得ております。
つきましては、対応について本会理事会で慎重に検討したところ、過去3年間の対応に倣い、3年間の経過時に要件を充足していない場合は研修を「仮修了」扱いとし、令和6(2024)年度の外科専門医試験については「どのような要件を充たさなかったかの制限なく」全専攻医の受験を認めることが決定いたしましたので、ご報告申し上げます。
令和6(2024)年3月をもって研修を修了した専攻医においては、令和6(2024)年8月25日(日)実施予定の外科専門医試験に合格することで令和7(2025)年1月1日から外科専門医として認定されますが、研修を「仮修了」とした専攻医の外科専門医認定年月日についても、満1年後の個別の研修結果の提出により、要件の充足が確認された場合は、最短で令和7(2025)年1月1日へ遡って認定することで配慮する方針です。
なお、個別の研修結果の提出方法詳細については、4月中旬から開始されるプログラム統括責任者による修了判定の結果を踏まえ、個別にご案内させていただきます。
令和5(2023)年12月
一般社団法人日本外科学会
理事長 池田 徳彦
理事/専門医制度委員長 江口 英利