日本外科学会では将来計画委員会内に「学術集会の在り方に関するワーキンググループ」を組織し、「学術集会の在り方」について検討を重ねております。令和元年12月に「学術集会の在り方」に関するWebアンケート調査を、本学会の会員全員を対象に実施させて頂きましたところ、2,000名以上の先生方から貴重なご意見を頂くことができました。ご多忙の折、ご協力を賜りありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
当ワーキンググループでは、外科医が減少し、働き方改革も進行しているにもかかわらず、依然として学会や研究会の数が多く、しばしば内容も重複していることが参加にあたっての負担となっているという現状を踏まえて、今後の学術集会の方向性について検討を行って参りました。その結果、外科系の各サブスペシャルティ学会も共に一堂に会して、それぞれの学術集会も合同に行うという“Surgical Week”の開催を目指すこととなりました。現在、各サブスペシャルティ学会の先生方と共にその可能性について議論を始めています。
本アンケートでは、外科医個人が所属/参加する学会の数や負担感、学術集会の集約化に関するご意見等について質問させて頂きました。お答えいただきましたご意見からは複数の学術集会が独立して行われることが会員各位のご負担となっている実態が浮き彫りとなりました。この結果を「学術集会の在り方に関するワーキンググループ」における議論の方向性に関する重要な資料とさせていただきたいと考えています。また、アンケートの集計結果をホームページで公開させて頂きますのでご参照頂ければ幸甚です。
なお、頂きました貴重なご意見の全てをアンケート調査集計に記載することはできませんでした。ご容赦お願い申し上げます。ご多忙のなかアンケート調査にご理解ご協力頂きましたこと、重ねてお礼申し上げます。
【アンケート調査集計の概要】(PDF)
令和2年3月
一般社団法人日本外科学会
理事長 森 正樹
「学術集会の在り方」WG
委員長 中村雅史