お知らせ

「献体解剖倫理指針」について(周知依頼)

Last Update:2025年4月8日

「献体解剖倫理指針」について(周知依頼)

 本会では、CST(Cadaver Surgical Training、以下CST)の普及と適切な取扱いのために、CST推進委員会を中心に関連学会などと協働して活動を進めています。
 2024年12月、海外において実施された解剖研修に関連し、SNS上に不適切な写真が投稿されるという社会的に大きな問題が発生しました。この事案は「献体」という言葉と結びつけて拡散されたことにより、献体登録者やご遺族のお気持ちを深く傷つけるとともに、解剖学教育の現場にも大きな影響を及ぼしました。
このような背景を踏まえ、献体制度への信頼を守り、今後も解剖学実習および外科系手技研修修練などが適切に行われるように、献体と解剖に関わる日本解剖学会、篤志解剖全国連合会、日本篤志献体協会の三団体により、「献体解剖倫理指針」が共同で策定され、公表されました(日本解剖学会ホームページ https://www.anatomy.or.jp/)。
 この指針は、すべての医療系学生および医療者が遵守すべき倫理的な指針であり、医学・歯学に関わる幅広い分野にとって極めて重要な内容を含んでおります。ぜひご一読いただき、指針の趣旨をご理解のうえ、適切なご対応をお願いいたします。

献体解剖倫理指針(PDF)

日本外科学会
理事長 武冨 紹信
CST推進委員会
委員長 波多野悦朗

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