演題募集期間
演題募集を締め切りました。多数のご応募ありがとうございました。
※倫理的手続きの承認番号以外の変更はご遠慮ください
《重要》倫理的手続きについて
演題応募にあたり、倫理的手続きの承認日は2024年10月31日(木曜日)までとなります。
※上記期日を過ぎた場合には「不採用」となりますのでご留意ください。
※本年から規定が変更となりましたので、ご留意ください。
演題応募資格
本学会学術集会では登録演題の筆頭演者は日本外科学会の会員に限ります。演題登録の際には、会員番号が必要となりますのでご注意ください。学会への入会につきましては日本外科学会のホームページ をご覧ください。
但し、外科を志す研修医と医学生は、「研修医の発表セッション」と「医学生の発表セッション」のみ、応募が可能です。
演題募集について
外科系諸分野におけるオリジナルな発表を広く募集いたします。
演題応募は1人1演題といたします。
(指定演題におきましてご講演をご依頼させていただいている方については、公募演題応募はなるべくご遠慮くださいますようお願いいたします。)
日本外科学会教育委員会の「二重発表 」に関する基準を厳守してください。
抄録作成にあたっては、
「症例報告を含む医学論文及び学会研究会発表における患者プライバシー保護に関する指針 」、「ヘルシンキ宣言 」、「医学研究に関する指針 」などの倫理的問題について演者の責任で遵守解決の上、応募してください。抄録本文に著者 および施設名 が特定できる記載はご遠慮願います。
演題の採否、発表形式、発表分野につきましては、会頭にご一任ください。
採用された演題の抄録は、ホームページにて公開されます。
抄録文字数について
抄録本文(全角800/半角1600字以内)を登録してください。
※図表を挿入する場合は査読時のみ使用させていただきます。
テーマに【International】のつくセッションは250word(半角1600字以内)以内で英文の抄録を登録してください。
利益相反について
発表演題が外科研究である場合(培養細胞や実験動物を使用した基礎研究を含む)、筆頭演者・共著者分も含めて過去3年間における発表内容に関連する企業や営利を目的とする団体に関わる利益相反状態の申告が必要となります。下記を必ずご確認の上、演題登録をお願いします。
一般社団法人日本外科学会「外科研究の利益相反に関する指針 」について
発表時の開示スライドサンプル
→ 申告すべき利益相反状態がない場合 (137KB)
→ 申告すべき利益相反状態がある場合 (143KB)
倫理的手続き確認について
学術集会で発表される医学系研究は、研究倫理に関連するすべての宣言、法律、政令、省令、指針及び通知等を遵守して行うことが求められ、そのために「日本外科学会学術集会への演題応募における倫理的手続きに関する指針」が作成されました。
この「日本外科学会学術集会への演題応募における倫理的手続きに関する指針」は、複数回の改訂を重ねましたが、現在は日本医学会連合の「学術集会への演題応募における倫理的手続きに関する指針」に倣う方針となっております。
会員・非会員が学術集会へ演題を応募する際にはこの指針を遵守する義務があります。
また、この指針は、会員・非会員の自由な研究活動に制限や拘束を加えるためのものではなく、あくまで研究者が研究対象者(患者や医師、健常対照者などを含む被験者)の福利を最優先に考え、法令・指針等を逸脱することなく幅広い研究活動を行うための規範で、同時に会員・非会員を守るためのものでもあります。
詳細は下記のURLをご参照ください。
「日本外科学会学術集会への演題応募における倫理的手続きに関する指針 」
演題応募の際には「承認番号 」と「承認日付け 」が必要となりますので、予めご準備ください。
※倫理審査を必要としない演題は、投稿日の日付けを入力してください。
申請中の場合は以下のようにご登録ください。
「カテゴリー分類」は承認前でも想定される項目を選択してください。
承認番号は「999」、承認日は「999年」と入力ください。
承認番号・承認日が確定した場合は、10月31日(木曜日)までに「確認・修正」画面よりご登録ください。
プログラム編成の都合上、10月31日(木曜日)以降に承認となる場合は、ご応募いただけませんので、ご了承ください。
演題締切日までに演題登録が無い場合は、無効となりますので、ご注意ください。
演題取り下げの規定について
学術集会は、研究成果を発表するとともに、その研究に対する学術的批評を受ける科学的討論の場です。学術集会における発表とは発表者の学術的価値を問う場であり、責任と矜持が伴わなければなりません。
採択を受けた発表を何らかの理由で取り消す、あるいは自ら発表ができない事情が生じた場合には、一定のルールに従った届出を行うことを必須とし、倫理委員会において「学術集会における演題取り下げにおける規定」を作成しましたので、詳細は下記のURLをご参照ください。
「日本外科学会学術集会における演題取り下げにおける規定 」について
※演題取り下げ・演者変更のフォームは、採択結果の通知後にこちらに掲載いたします。
応募方法
演題申込は全て本ホームページからのインターネットによるオンライン登録となります。
応募締切直前は回線が大変混み合うことが予想されますのでお早めにご登録ください。
登録内容を修正するためには演題登録番号とパスワードが必要となります。演題登録時に発行されますので必ず控えるようにしてください。なお、パスワードの再設定は演題登録完了のメールをご参照ください。
演題応募に関するお問い合わせは、以下までお願いいたします。
一般社団法人日本外科学会
〒105-5111 東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービルディング南館11階
TEL:03-5733-4094 FAX:03-5473-8864
E-mail:jss125-sendai@jssoc.or.jp
演題登録
※倫理的手続きの承認番号以外の変更はご遠慮ください。
修正が必要な場合は、事務局(jss125-sendai@jssoc.or.jp )にメールにてご連絡下さい。
上級演題
※上級演題の公募セッションは募集要項を掲載しております。セッションによっては、一部指定演題となります。
※上級セッションの【International】は英語での発表となります。
※上級セッションの【Video】は発表時にvideoを使用し発表してください。
※上級演題では、企画、司会者、演者等の聴衆による評価を実施することがありますので、ご承知おきください。
※上級セッションは一部【International】へ変更させていただく可能性もございます。
※セッション名の末尾に(完全指定)のあるものはご応募いただけません。
特別企画
01. 医療の質と医療安全:人口減少時代の外科医療の集約化と均てん化
↓詳細
わが国の人口減少と高齢化は急速に進んでおり、2050年には総人口が約9,500万人まで減少し、一方で高齢化率は約40%の水準になると推計されている。特に東北地方は、若年女性人口の低下により、「消滅可能性自治体」が集中しており、それに伴い、医師不足、特に外科医不足が急速に進行している。この人口減少と少子高齢化の時代に外科医不足という深刻な問題を抱えながら、医療の質や安全の維持のために急性期医療の集約化と、医療の均てん化という相反する施策を講じていく必要がある。本セッションでは、この人口減少時代の医療ニーズに対応するために必要とされる外科医療の集約化と均てん化において、その現状と課題を地域格差の問題も含めて討議していただきたい。
03. 女性医師が安心して外科医を目指せる労働環境を考える
↓詳細
医学部生の半数が女性となり女性医師の割合が増えている一方で、女性外科医の割合は他科に比べると依然低い。女性医師はライフイベントによる離職率が高く、技術的なブランクや勤務形態の不適合、周囲環境の理解不足などにより外科医としての復職や両立が難しいことなどが原因として考えられている。女性外科医が希望に沿ったキャリアを築くためには、男性医師を含めたフレキシブルな勤務体系の導入など、ハード面での取り組みだけでなく、技術や知識維持のサポートや周囲医療者の理解などソフト面での対策も必須である。女性医師が安心して外科医を目指せる労働環境とはどのようなものか?ぜひ女性外科医の“本音”を語っていただき、女性外科医を取り巻く労働環境の問題点と対策について多角的に議論していただきたい。
04. 超高齢者に対する外科手術の是非を問う
↓詳細
85歳もしくは90歳以上は超高齢者として定義される。長寿大国の日本では超高齢者人口が増加しており、実臨床で高齢者患者の手術適応の判断に悩む機会が増えている。超高齢者は慢性疾患や認知症などを合併することも多く、手術に伴うリスクは非常に高い。また高齢者医療費は患者側の経済的負担は少ないが、手術により社会経済的に大きな負担を強いる場合も少なくなく、手術のリスクとベネフィットを多角的な観点から総合的に判断する姿勢が求められる。待機手術や緊急手術、良性・悪性疾患に対する手術など、ケースごとに手術の適応は慎重に検討されるべきであるが、超高齢者に対する外科手術の是非について多面的・多角的に議論いただきたい。
06. 外科医の働き方改革~新制度施行から1年経った今
↓詳細
世界に誇るべき日本のハイレベルな手術手技や良好な術後成績は、長時間労働が当たり前のプロフェッショナリズムの追求の下に達成されてきた成果といえるかもしれない。2024年より働き方改革が医療現場にも導入され、長時間労働に法的な上限規制が適用された。しかし、労働・自己研鑽の区分けや宿日直許可申請は現場の判断に委ねられ、その効果は不透明である。医療の質を担保しつつ法を遵守するためには、これらの問題の解決とともに、タスクシフトによる業務の効率化、主治医制からチーム制の変換、施設の集約化と外科医の確保が必須である。これらの課題に対する各施設の取り組みについて発表していただき、新制度が施行されて1年が経過した現在、表面化してきた問題について活発に議論いただきたい。
07. リアルワールドデータが変える外科学の未来
↓詳細
近年、ランダム化比較試験の問題点が明らかになり、RCT絶対至上主義に対して疑問が呈されるようになった。その一方、NCDや各臓器がん登録などのリアルワールドデータを活用した臨床研究が数多く行われるようになり、それらの研究成果は外科医療の進歩に大きく貢献している。実際にNCDでは大規模データベースをもとに構築した主要術式の死亡率や合併症を予測するリスクカリキュレーターを提供しており、実臨床で広く利活用されている。本セッションでは、NCDなどのリアルワールドデータを用いた研究成果について発表していただき、リアルワールドデータを用いた研究の将来展望やリアルワールドデータが変える外科学の未来について述べていただきたい。
125回企画―外科の魅力を語ろう―(完全指定)
01. 外科の魅力を語ろう―学生・研修医に伝えたいこと―手術編
02. 外科の魅力を語ろう―学生・研修医に伝えたいこと―研究編
03. 外科の魅力を語ろう―学生・研修医に伝えたいこと―女性外科医編
04. 若手医師が指導医に望むもの
シンポジウム
ある程度完成され、すでに認められている業績を持つ演者が、その業績をさらに発展させたものを示すものであり、したがって、これまでの業績を集約した完成度の高い演題をとりあげるセクションである。それぞれの演者については、個別に質疑・討論を行い、総合討論は行わない。
上部消化管
02. ロボット食道癌手術の手技、メリットと中長期成績【Video】
↓詳細
ロボット支援食道切除は2018年4月に保険収載され、急速に広まっている。これまでは出血量減少、手術時間延長、反回神経麻痺軽減の可能性など、conventional MIEとの短期成績比較が報告されてきたが、中長期成績に関する知見も散見されるようになってきた。各施設のロボット手術手技のポイントをビデオで提示し、learning curveや出血量、反回神経麻痺や肺炎といった合併症率、中長期成績として全生存率、無病生存期間について報告いただくとともに、現時点での本術式のメリットと課題を明らかにしていただきたい。
下部消化管
03. 直腸癌に対するロボット支援手術の現状と展望【Video】
↓詳細
直腸癌に対するロボット支援手術が本邦で2018年に保険適応となって以来、実施施設、手術件数が顕著に増加している。近年では新規の手術支援ロボットも複数開発、保険適応となり、手術支援ロボットの使用選択肢も広がっている。直腸癌に対するロボット支援手術は、従来の腹腔鏡下手術と比較して開腹移行率と泌尿生殖器機能障害の減少を認めるなど短期成績が報告され、少数ながら長期成績も散見されるようになってきている。本セッションでは、各施設における直腸癌に対するロボット支援手術のビデオと治療成績を提示していただき、直腸癌に対するロボット支援手術の最新の進歩と将来の展望、解決すべき課題について議論していただきたい。
※ 海外演者の発表も予定しているため、来日可能となった際には当日のスライド・発表は英語となります。
肝胆膵
05. 薬物療法後の肝切除の是非【International】
↓詳細
肝細胞癌では新規薬剤治療の開発により治療選択肢が増加し治療成績向上が期待される。一方で外科切除を含めた治療選択肢の最良と言える組み合わせについては探索が続いている。進行例における薬物療法後の外科治療が選択される適応は?またその成績は?進行肝細胞癌に対する現時点での治療戦略を明示する。
06. 肝門部領域胆管癌および肝門浸潤を有する胆嚢癌の手術限界
↓詳細
肝門部領域胆管癌と肝門部進展を伴う胆嚢癌は同様の進展をとり、両者とも主要脈管合併切除を必要とする高度侵襲手術が必要となることも多い。これまでの手術成績の蓄積から、組織学的進展様式やリンパ節転移などの進展要素、あるいは総合的な生物学的悪性度の違いを明らかにし、両者の手術限界を見極める時期に来ている。化学療法の進歩が著しい現状も踏まえ、肝門部に進展する両腫瘍の治療戦略について施設ごとの実際を提示していただきたい。
07. 膵癌に対する術前化学療法の現状と展望
↓詳細
本邦で施行された第Ⅲ相試験であるPREP-02/JSAP-05試験で切除可能膵癌に対する術前化学療法の有用性が示され、ガイドラインの変更に至った。標準的治療として術前治療が膵癌治療に浸透してきている。治療経験をふり返り膵癌術前治療の現状と、より安全・有効に施行する取り組みについて提示したい。
心臓
08. 中期遠隔成績から見たB型大動脈解離に対する治療戦略の再考察
↓詳細
Preemptive TEVARの概念が台頭して以来、B型大動脈解離に対する治療戦略については世界的に熱い議論が交わされている。急性期・亜急性期・慢性期において、複数の治療方法が試みられており、それぞれに異なる治療経過をたどることから、現在もなお定まった見解が得られていない領域である。治療法の是非は、入院中における治療経過のみならず、遠隔期における様々な医学的指標から評価される必要がある。ここでは、中期遠隔成績の観点から、急性期・亜急性期・慢性期B型大動脈解離に対して施行された治療法を再評価し、考察を深めていただきたい。
血管
小児
10. 小児腸管不全治療の最前線【International】
↓詳細
腸管不全の治療においては、外科医のみならず、消化器内科医、小児科医、管理栄養士、看護師、ソーシャルワーカー、放射線科医などの多職種が連携して包括的なケアを提供することが重要である。本セッションでは、腸管不全における多職種連携、症例と治療の集約化と地域連携、小腸移植を含む外科的治療の適応と役割などのトピックについて、最新の知見と今後の課題について議論する。各施設、各分野のエキスパートからの演題応募を歓迎する。本セッションを通じて、残存腸管機能の有効活用、腸管不全や静脈栄養に伴う合併症の予防、患者家族のQOL向上を目指すための多角的なアプローチを共有し、小児腸管不全治療の現状と将来の展望について明らかにしたい。
呼吸器
11. 肺癌に対する周術期治療後の手術とサルベージ手術【Video】
↓詳細
肺癌周術期の免疫チェックポイント阻害薬(ICI)治療が実臨床に登場し、その有効性が示されるようになった。一方で切除不能と考えられる症例に対するサルベージ手術(コンバージョン手術)も増加している。ICI治療後の手術については、難易度が高まるという意見と逆に容易になるという意見があり、現状でコンセンサスはない。本ビデオセッションでは、周術期治療後の手術とサルベージ手術について、手術手技を中心に発表・議論していただきたい。
乳腺
12. トリプルネガティブ乳癌周術期治療の現状と課題
↓詳細
免疫チェックポイント阻害剤の登場によってトリプルネガティブ乳癌の周術期治療は明らかに次の時代に入った。画像診断も向上して手術を省略した治療も現実味を帯びている。一方で、これまでに経験したことがない重篤な副作用が一定の確率で生じることから、そのマネージメントと適応は喫緊の課題である。PARP阻害薬や経口抗癌剤、さらには新たな分子標的薬が次々と開発されて、ますます科学的かつ包括的なアプローチが重要になっているこのサブタイプに対する初期治療について手術のあり方も含めて論じていただきたい。
内分泌外科
13. 新規薬物療法による外科治療の進化(BRAF阻害薬などの新規薬物)
↓詳細
かつて薬物療法が全く無効とされていた甲状腺癌も、2014年に分子標的薬が承認されて以降、新規薬剤が続々と承認され、特に進行再発甲状腺癌や未分化癌に対しては、劇的にその治療戦略が変わりつつある。特にこの2-3年では甲状腺癌において高率に異常が認められるBRAF遺伝子に対する阻害薬なども承認され、外科治療も含めたさらなる治療方針の見直しが期待される。本セッションでは新規薬物の効果や、それを踏まえた術前薬物療法など甲状腺癌外科治療を進化させる方策を検討したい。
救急・外傷・災害・地域
14. 銃創、爆傷から国民を守るには~特殊外傷と多数傷病者への処方箋は?~
↓詳細
テロに限らず、地方都市でも銃創患者が発生している。わが国では多くの外科医が経験値が少ない銃創が突然やってきたときにどう対応したら良いのか、を専門的視点から発表いただく。また外科学会が制度化したTSATの内容から、銃創の外科学、爆傷の外科学、戦傷医学などに関して幅広い観点から演題を求める。
総論・基礎・教育分野、および領域横断
16. 外科領域におけるAYA世代の移行期医療の現状と課題
↓詳細
鎖肛、総排泄腔外反症、腸管不全、胆道閉鎖症、胆道拡張症、二分脊椎症、悪性固形腫瘍などの中には、小児期に外科治療を受けた後、成人期に至るまで長期にわたり小児外科外来で診療が継続される症例が少なからず存在する。しかし、成人期に達しても適切に成人診療科への移行や連携ができていない症例も多く、また成人期以降の医療的、心理社会的課題については未だ不明な点も多い。移行期医療支援では、患者のセルフケア技術の獲得と自立支援が重要とされ、円滑な成人診療科への移行には、成人診療科の理解と協力が不可欠とされる。本セッションでは小児・成人の両方の観点から移行期医療の現状と医療的・心理社会的課題を明らかにし、患者のために必要なケアを中断することなく、成人期の適切なケアに繋げるための方策について議論していただきたい。
パネルディスカッション
数人の演者が一つの問題について全員で集中的に討議を戦わせるセクションである。司会者が主導となり総合討論を行い、演者は自己の経験や業績にもとづいて異なる意見を述べあう。演者による講演を行うかどうかは司会者に一任し、聴衆は演者間の討論の中から、今後の診療に取り入れるべきものを得る。
上部消化管
01. 上部消化管手術における運動と栄養の役割
↓詳細
周術期の運動療法、栄養療法の重要性は認知されているものの、そのエビデンスは十分ではない。術前低栄養、あるいはサルコペニアは術後の合併症率や予後と関連すること、また、上部消化管術後の経口摂取の減少による栄養不良、筋力低下は、術後補助療法のコンプライアンス、癌の予後に影響することが複数報告されている。現在、多くの臨床試験が進行中だが、本セッションでは、現段階における栄養・運動療法のエビデンスがどこまで構築されていて、これらがどのように臨床で展開されているかを討論していただきたい。
02. 食道胃接合部癌の郭清、再建手技(ロボット手術を含む)【Video】
↓詳細
食道胃接合部癌に対する低侵襲外科治療は一般的に難易度が高い。食道胃接合部癌における至適リンパ節郭清範囲が固まった現在、どのアプローチで切除、リンパ節郭清をするのが適切か、また、安全かつ中長期的な患者QOLを重視した再建術式はどう行うかが課題である。本セッションでは、それぞれの施設のコンセプト、工夫をビデオで提示いただきベストな手術手技を追求したい。
04. 食道胃接合部癌に対する集学的治療の現状
↓詳細
本邦では食道胃接合部腺癌の割合が増加しているが、集学的治療に関する臨床試験に基づいたエビデンスに乏しく、各施設が独自の方法で術前・術後補助療法を行っているのが現状である。現在、DOSまたはFLOTを用いた術前化学療法の上乗せ効果を検証するランダム化比較試験(JCOG2203)が進行中である。一方、術後補助療法においては、胃癌に準じた後治療や、CheckMate 577試験にもとづいてニボルマブが行われることもある。進行食道胃接合部腺癌に対する集学的治療の方法とその治療効果を報告していただき、今後の集学的治療構築に繋げていただきたい。
下部消化管
05. 結腸癌に対するロボット支援手術の現状と展望【Video】
↓詳細
2022年に結腸癌に対するロボット支援手術が保険適応となり急速に普及している。直腸癌に対するロボット手術と比較すると、結腸癌では、腫瘍の位置に応じたポート配置の違い、内側、後腹膜、頭側アプローチなど術式の選択、体腔内吻合との組み合わせ等があり、バリエーションに富んでいる。結腸癌は症例数が多いことから導入施設と実施数が今後増加すること予想されるが、腹腔鏡と比較した治療成績のエビデンスはまだ十分ではない。本セッションでは各施設における最新の手術手技画像と治療成績を提示していただき、結腸癌に対するロボット支援手術の意義と今後の展望について議論していただきたい。
06. 結腸癌・直腸癌に対する術前治療戦略の最前線
↓詳細
進行直腸癌に対する術前化学放射線療法は欧米では一般的であり、本邦でも実施施設が増加している。さらに、Total neoadjuvant therapy (TNT) も加わり治療選択肢が広がってきている。著効例ではNon operative management (NOM)も検討されるようになってきた。また、進行結腸癌に対する術前治療については、エビデンスは乏しいものの切除可能境界例や他臓器浸潤例に実施することも少なくない。しかしながら、いずれも予後改善効果は明確ではなく、また効果不十分で切除の機会を逸する可能性や術前治療に伴う合併症の問題を孕んでいる。本セッションでは各施設から有効性や安全性を含めて治療成績を発表していただき、結腸癌・直腸癌に対する術前治療戦略について議論していただきたい。
肝胆膵
08. 進行膵癌に対するConversion Surgeryの適応と限界【Video】
↓詳細
切除不能進行膵癌に対して薬物療法などの非手術治療が奏効した場合には、Conversion Surgery(CS)が施行されることがある。この手術介入に対しては、一定の評価がある一方で、適切な対象抽出についての議論は未だ不十分である。各施設のCSへの取り組みや成績をご提示いただき、進行膵癌症例におけるCSの適応や課題について十分な議論を進めたい.
09. 胆道癌の術前治療とConversion Surgery
↓詳細
胆道癌でも新規薬物療法の開発が進み、術後補助療法にエビデンスが創出された。さらに術前治療の第Ⅲ相試験も施行されているが、膵癌より周術期死亡率の高い胆道癌での術前治療・Conversion Surgery(CS)の適応や成績は明らかでない。各施設の取り組みと成績から胆道癌術前治療・CSのそれぞれの課題と今後の検証課題について討議する。
心臓
11. 日本人におけるライフタイムマネジメントを考慮した大動脈弁治療戦略
↓詳細
経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)の適応は、ハイリスク、すなわち、外科手術非適応症例から、よりリスクの低い患者層へ拡がりを見せている。そのため世界では治療過程における将来的なTAVIありきの治療方針が組み立てられる傾向にある。しかし、実臨床では個々の症例ごとに最良の治療方針が異なること、最長寿国である日本における種々の弁置換後の成績が異なる可能性があることなどが想定される。最終的に、日本人に特化した成績の把握を基にし、最適な治療方針を議論する場を提供することを本セッションの目的としたい。
12. これからの時代のCABGのスタンダードー施設のこだわり
↓詳細
冠動脈疾患に対する冠動脈バイパス手術治療は、成熟期に入っていると言っても過言ではなく、各施設において多面的に工夫された治療体系が構築されている。しかしながら、それらの各要素は画一的に形成されているわけではなく、拘りを持った多様性が見られる。例えば、バイパスグラフトの選択と採取法、術中補助手段の選択と冠動脈へのアプローチ法、吻合部位の順位付け、血管吻合における手順とコンセプト、術中におけるバイパスグラフトと吻合部の質的評価、術中ならびに術直後の循環管理、PCIとのハイブリッド手術の選択、長期成績を考慮した虚血性冠疾患の二次予防法等、に関して、各施設の拘りについて論じていただきたい。
血管
13. 弓部大動脈疾患の術式選択~どこまでopen?どこまでendo?~
↓詳細
Endovascular eraにおいて弓部大動脈瘤は同部の脳血管分枝への血栓・塞栓・虚血の影響が術後予後に大きく関与しているため、ラストダンジョンとして我々の前に立ちはだかっている領域である。Open surgery, TEVAR, Hybridと三様の治療法があり、心臓外科と血管外科では弓部に向ける治療目線も異なるかもしれない。治療の現状および将来について、この領域に一家言持たれているスペシャリストに議論していただきたい。
小児
14. 直腸肛門奇形に対する標準術式【video】
↓詳細
直腸肛門奇形には様々な病型があり、国内では多様な病型に対し工夫をこらした様々な術式が行われ、最近では特に腹腔鏡手術が増えている。いずれの手術法も良好な成績が報告されているが、これは日本の小児外科医の“匠の技”と呼べる技術レベルの高さを物語っている。
本セッションでは、各術式のエキスパートに手術動画を提示してもらい、それぞれの術式の特徴、ポイントについて議論を深める。手術技術のさらなる向上と、海外にもその“匠の技”を発信することを目指したい。
呼吸器
15. 胸腺腫切除における胸腺摘除の範囲【International】
↓詳細
近年、Stage Iの胸腺腫に対してもsimple thymomectomyよりもthymomectomy+total tymectomyの方が無再発生存率が高いという報告がなされた。一方で、胸腺摘除は、成人においても全生存ならびに癌発症、無癌生存のリスク因子になるという報告がなされ注目されている。このような背景を踏まえ、胸腺腫切除時の胸腺摘除範囲についての現状と展望を議論していただきたい。
16. さらなる低侵襲を目指したロボット手術【International】
↓詳細
これまで呼吸器のロボット支援手術(RATS)は米国をモデルに5ポートで行われてきたが、Gonzalez-Rivasらにより単孔式のRATSが紹介され、より低侵襲なRATSが模索されるようになってきている。一方、単孔式RATSはユニポートVATSの延長線上にあり操作に制限が多いため、本邦では3ポート、2ポートでのRATSが試みられている。Reduced-port RATSの現在位置とその課題について議論していただきたい。
乳腺
救急・外傷・災害・地域
18. 外科医の危機管理能力と病院の業務継続計画(BCP)
↓詳細
東日本大震災では多くの病院が被災し、業務を継続できた病院とできなかった病院では地域の健康被害に大きな差が生まれた。機能できた病院でも手術の継続や早期再開は大きな課題となった。厚生労働省は2019年4月からすべての災害拠点病院が業務継続計画(BCP)を策定するよう通達し、100%達成された。その一方、豪雨、暴風、大雪などの異常気象現象、21世紀前半に高い確率で発生が予測されている南海トラフ地震、首都圏直下型地震などにおいて病院が機能できるかどうかは非常に大きな課題として問われている。外科医はさまざまな危機管理能力を身に着けており、病院の危機管理にも活かすべきである。外科医が病院BCPの中核となることの意義を被災地・未災地の観点から実際に取り組んでおられる外科医から報告いただきたい。
総論・基礎・教育分野、および領域横断
19. リキッドバイオプシーの外科診療への応用
↓詳細
病変採取が困難ながん患者の遺伝子変異を検出する、血液中ctDNAを検体とした遺伝子パネル検査が保険適用となり、リキッドバイオプシーはますます臨床への実装化が進んでいる。一方、リキッドバイオプシーは担癌状態のモニタリングや様々な治療の感受性(抵抗性)の評価などを低侵襲かつ頻回に実施できることが最大の利点である。本セッションでは解析対象(血液、尿、腹水、唾液など)や標的(CTC、ctDNA、exosome、miRNAなど)に関する研究、あるいは新しい革新的技術の紹介、さらにリキッドバイオプシーを利用して臨床成績を向上させる試みなど、特に外科治療への応用について最新の研究結果を提示していただきたい。
20. 外科医療を支える専門的メディカルスタッフの現状と課題
↓詳細
本邦の医師数の動向では、以前減少傾向にあった産婦人科や内科が持ち直しているのに対し、外科医数は右肩下がりで減少を続けている。外科医の高齢化も大変深刻であり、以前は花形といわれていた外科は、人手不足が著しい診療科の代表となっている。加えて働き方改革の導入により外科医の労働時間が制限され、外科医不足への対策は急務である。一方、特定行為研修修了看護師、医療事務作業補助者、移植コーディネーター、治験CRC、等の導入は外科医の労務軽減のみならず、本来の業務への専念が可能となる。働き方改革導入後の外科医不足に対する取り組み、成果、問題点について議論していただき、外科医不足に対する対応策を示していただきたい。
ワークショップ
完成した研究成果より、むしろ未完成の進行中の研究をとりあげるセクションである。聴衆との討論の中で助言や今後の方向性が指摘される。斬新な考えや新しい方向などを示すような発表が望ましい。発表内容が多岐にわたることから総合討論は司会者の判断で有無を検討する。
上部消化管
01. 食道癌ステージ4に対する集学的治療とConversion手術【International】
↓詳細
切除不能局所進行あるいは遠隔転移を有するステージ4食道癌に対しては様々な治療を組み合わせた集学的治療が行われる。現在、手術以外の治療選択肢として、治療強度の高くなった化学療法、IMRTなどの先進的な放射線治療、免疫療法がある。これらを組み合わせることによって、治療が奏効した症例ではいわゆるConversion手術が考慮されるようになった。Conversion手術をオプションとする前治療はどのようなものがよいか、切除可能性の正確な診断法とConversion手術の適応、手術手技、治療成績について、現状の報告とともに課題、将来性について論じていただきたい。
03. 上部消化管腫瘍におけるLECSの新展開
↓詳細
腹腔鏡と内視鏡を用いて、胃局所病変を安全・確実に全層切除できる腹腔鏡内視鏡合同手術(laparoscopic and endoscopic cooperative surgery:LECS)が保険適応となってから10年が経過した。Classical LECS以降、CLEAN-NET、NEWS、十二指腸病変に対するDLECSなど様々な方法が考案され、病変の特徴に応じて適切な術式を選択することが可能となった。さらにはセンチネルリンパ節ナビゲーション手術との融合も試みられ、LECSのさらなる適応拡大が期待されている。各施設でのLECSの適応、手技の工夫、治療成績とともに今後の新展開について議論いただきたい。
下部消化管
05. 局所進行・再発直腸癌に対する拡大手術【Video】
↓詳細
隣接臓器浸潤を伴う局所進行直腸癌や直腸癌術後局所再発症例に対する拡大手術は、高難度で手術侵襲が大きい。術後合併症の発生率も高く、術後QOLも障害されることが多い。R2切除になれば予後不良であり、手術を行うからには確実なR0切除が求められる。本セッションでは、各施設における隣接臓器浸潤を伴う局所進行直腸癌や直腸癌術後局所再発症例に対する拡大手術のビデオと治療成績を示して頂き、R0切除率の向上、術後合併症や後遺障害発生率低減に向けた各施設の工夫や治療戦略、解決すべき課題について議論していただきたい。
06. 臨床応用を目指した大腸癌のトランスレーショナルリサーチ
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直接病変にアプローチでき切除検体を得られる外科医は癌研究において重要な役割を担っており、本学術集会ではこれまで多くの基礎・臨床研究を主題として取り上げ活発な議論を行ってきた。近年では政策の推進や臨床研究体制の整備、さらに次世代シーケンス等の実用化も進んだことから、より臨床応用を目指した研究が求められているが、外科医が担うべき役割は依然として大きい。大腸癌は増加の一途を辿っており、健康長寿社会を目指す本邦において制御すべき重要な課題であり、各施設で進行中の予防・診断・治療への応用を目指したトランスレーショナルリサーチを報告いただき、今後の目指すべき方向性を見出したい。
肝胆膵
09. 胆嚢癌に対する腹腔鏡手術の適応と実際
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2022年4月より腹腔鏡下胆囊悪性腫瘍手術(胆囊床切除を伴うもの)が保険診療となり、手術手技の向上とともに深達度T1はもとよりT2に対しても腹腔鏡による手術が広まってきている。しかし、術前深達度診断が困難なことや腫瘍の局在によるリンパ節切除の範囲など問題点が多い。本セッションでは、胆囊床切除を伴う腹腔鏡手術におけるリンパ節郭清の実際や、胆管切除の施行の適応等について、予後(無再発生存期間など)を含めて討論していただきたい。
10. 局所進行膵癌に対する動・門脈合併切除/再建の意義
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局所進行膵癌においても適切な手術制御によりR0達成が可能である。根治性と安全性に配慮した血管合併切除再建について施設毎にさまざまな適応と工夫がある。R0達成のみならず長期的成績を視野にいれた適応と手技の実際について各施設からビデオを提示いただき、動・門脈合併切除/再建の適応と意義を検討したい。
11. ロボット支援下による高難度肝胆膵切除術の手術手技【Video】
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ロボット支援手術の保険収載により肝・胆・膵領域でロボット支援手術の導入が進んできた。今後の普及が期待される本術式であるが、良好な術野で安全に行うための体位、ポート位置、肝実質や膵切離法、出血制御など、検討すべき課題は枚挙にいとまがない。各施設における手術手技の工夫をビデオで検討したい。
12. 併存疾患・臓器障害を有する患者への肝切除適応と成績
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高齢化社会の到来と共に様々な併存疾患、臓器障害を有する患者が増加している。サルコペニア、フレイルなどの高齢者特有の病態も無視できない。
さらに抗凝固、抗血小板薬などの服用もしばしば経験されるところである。短長期的な成績から併存疾患、臓器障害を有する患者に対する肝機能評価を含めた手術適応、周術期管理や低侵襲手術に関する各施設の取り組みを提示していただき、良好な成績を得るための鍵について議論し、そのエッセンスが明らかになる事を期待したい。
心臓
13. MICS-AVRのベストアプローチとは
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海外における低侵襲性心臓手術(MICS)の急速な進展にともない、国内でもそれを後追いするようにMICSが普及している。MICS-AVRについては、使用可能なデバイスの選択肢も拡がっている。その過程で、日本人よって考案、あるいは、工夫されたアプローチも複数発展しつつある。いずれのアプローチにも利点と欠点があると思われ、選択の適否について各施設の経験を基にしてビデオ映像を交えて考察を展開していただきたい。日本人の体形的特徴、心血管系の特徴に応じた工夫された手技について、導入と発展の過程を共に議論する場としたい。
血管
14. EVAR後のOpen conversionのタイミングと術式【Video】
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EVAR後に減圧された瘤は縮小するという無邪気で一見理論的なシナリオはしばしば裏切られ、はたまた5年もたつと4人に1人は拡張してくるというデータすらある。拡張した瘤は壁破綻という形で破裂に至るケースがあり、open conversionの選択肢がでてくる。大動脈遮断の有無、ネック拡張への対策、全抜去時の落とし穴など、手技のdetailをビデオでお示しいただき、手術のタイミングや適応に関する治療データに基づいたお考えなど大いにdiscussionいただき、方向性らしきものを見定めたい。
小児
呼吸器
乳腺
内分泌外科
19. 甲状腺腫瘍に対する新規治療法(手術ではロボット手術、内視鏡、口腔内アプローチ:Intervention(ラジオ波治療など))
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甲状腺手術において内視鏡(補助)下手術の歴史は古いが、保険収載の影響で普及が限定的であった。しかし良性悪性腫瘍ともに保険適応となって以来徐々に普及の兆しを見せている。アプローチも様々な方法が試みられるようになり、本邦ではまだ限定的であるが口腔内アプローチなど、そして機器の改良によりロボット支援手術も広く導入が期待されつつある。また以前から行われていた経皮的エタノール注入に加え、ラジオ波治療などのIntervention治療の導入なども検討されるようになってきた。本セッションではこれら甲状腺腫瘍に対する新規療法について今後の方向性を考えていきたい。
※ 海外演者の発表も予定しているため、来日可能となった際には当日のスライド・発表は英語となります。
救急・外傷・災害・地域
20. Acute Care Surgeryを極めるには(合併症対策と若手育成)
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Acute Care Surgeryの世界が論理的かつ楽しい外科学の一つであると知ってもらうために、Acute Care Surgeryを目指すのにどうしたらよいかわからないという若手医師が多い現状に対して、どのようにしたらAcute Care Surgeonになれるのかについて、またdamage control surgery/acute care surgeryの合併症を軽減するための対策について現場からの演題を求めたい。
総論・基礎・教育分野、および領域横断
21. ロボット+腹腔鏡手術のFusion Surgery
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ロボット手術は術者が大半の手技を行うソロサージャリーの側面が強いため、相対的に助手の必要性は少なくなっている。しかし、ロボットアームの操作だけでは難しい局面が存在すること、アーム鉗子の交換よりも早い助手からの補助操作、手術時間の短縮、コスト削減などの観点から、助手のアシスト操作を積極的に行うFusion Surgeryの有用性が各領域で注目されている。また、若手医師の教育という視点からもFusion Surgeryに関心が集まっている。安全性の向上と効率化、若手教育を目指したFusion Surgeryの現状と工夫、将来展望について論じていただきたい。
23. がん免疫療法・がんゲノム医療へ展開するトランスレーショナルリサーチの最前線
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免疫チェックポイント阻害薬が1992年に本邦において開発され、様々な癌腫を対象に開発が進められてきている。また、がんゲノム医療の普及により遺伝子異常の情報を基盤とした精度の高いがん治療を行うことが出来るようになり、近年は、がんゲノム変異のみならず、がん細胞由来のmicroRNAやタンパク代謝産物などのオミックス解析により新たな標的の探索が盛んに行われている。がん治療戦略は、まさに変革の時期を迎えている。そこで本セッションでは、がん免疫療法・がんゲノム医療の発展に向けたトランスレーショナルリサーチの研究成果、新しい試みの紹介、そして今後の展望について、外科治療への応用も含めて発表していただきたい。
Young Investigator's Award
演題登録時の希望セッションに「サージカルフォーラム」または「サージカルフォーラムまたはポスターセッション」を選択した場合、40歳以下の会員限定で、Young Investigator’s Awardの候補演題に希望されるかの選択項目があります。査読結果上位の演題から選出いたします。
サージカルフォーラム
応募にあたり、セッションカテゴリーを選択いただきます。カテゴリーの詳細はこちら をご参照ください。
ポスターセッション
応募にあたり、セッションカテゴリーを選択いただきます。カテゴリーの詳細はこちら をご参照ください。
研修医の発表セッション・医学生の発表セッション
外科を志す研修医と医学生からの演題を募集いたします。
演題発表は、下記を予定しております。
研修医の発表セッション:4月11日(金曜日)
医学生の発表セッション:4月12日(土曜日)
ご応募される際には、所属施設の規定を確認し、許可を得たうえでご登録いただけますようお願いします。たくさんのご応募をお待ちしております。
※演題応募時に「医学生」「初期臨床研修医」の方は定期学術集会への参加登録費は無料 となります。
※研修医セッションには、「後期研修医」もご応募いただけます。本会に入会いただいている場合は、一般演題にもご応募いただけます。
※本定期学術集会では、全国の医学部生(一部)を対象に、旅費の支弁を検討しております。
トラベルグラント
海外の研究者(40歳以下)の応募を受付いたします。トラベルグラントに採用された場合は、旅費・学会参加費の一部が支給されます。
詳しくは、トラベルグラントページ をご覧ください。
演題採否について
演題採否は、オンラインでご確認いただけます。採否公開時期につきましては、後日ご案内申しあげます。
個人情報について
ご登録いただいた個人情報は、第125回日本外科学会定期学術集会の運営準備の目的以外での使用はいたしません。また、ご入力いただいた個人情報は、必要なセキュリティの対策を講じ、厳重に管理いたします。
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