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第118回日本外科学会定期学術集会

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会頭挨拶

第118回日本外科学会定期学術集会開催にあたって 会頭 國土 典宏(東京大学名誉教授、国立国際医療研究センター理事長)

 このたび、第118回日本外科学会定期学術集会会頭を拝命し、2018年4月5日(木曜日)~7日(土曜日)に、東京国際フォーラムとJPタワー&カンファレンスで学術集会を開催させていただくことになりました。東京大学として日本外科学会定期学術集会を主催させていただきますのは、名川弘一会頭の第111回が東日本大震災のため誌上開催となりましたので、幕内雅敏会長が主催した第106回以来12年振りとなります。東京大学外科には6つの講座と9つの診療科がありますが、2012年に初めて合同して東京大学外科同窓会を結成しました。外科が一つとなって発展しようという機運の中で本学術集会を主催できますことを大変嬉しく思います。佐藤三吉教授が1899年(明治32年)に第1回総会を開催して以来、日本で最も伝統のある本学会を開催させていただけますことは、東京大学外科にとりまして、また現在私が所属しております国立研究開発法人・国立国際医療研究センターにとりまして大変名誉なことであり、このような機会をお与え頂きましたことを、会員の皆様には厚く御礼申し上げます。
 学術集会のメインテーマを「外科学の新知見を求めて」In search of new knowledge for surgeryと定め、学術集会本来の目的である新知見(ノイエス)の発表にこだわる企画を考えて参りました。特に第61回総会(1961年)以来57年ぶりに「宿題報告」を復活することを理事会でご許可いただき、各領域から9つのテーマを選定し、2016年秋に第一人者の教室代表者の先生方にご準備をお願いしました。所属教室の総力を上げて集積した未発表の重要な研究成果をご発表いただけるものと期待しております。この他、plenaryセッション、late breaking abstract、優れた最新原著論文からのアンコール発表など、新知見(ノイエス)を発表しやすいいくつかの企画を考えております。上級演題セッションのテーマはサブスペシャリティ学会ともご相談しながら重複をできるだけ避け、「どの学会でも同じ様な発表を聞く」という状況を打破したいと思っております。
 もちろん、映像を駆使したビデオセッション、エキスパートが対立した意見を闘わせるディベートセッション、若手のためのセッションなども予定しております。また、2018年4月から新しい専門医制度が開始される見込みですので、認定・更新に必要な領域別講習や共通講習も会員が参加しやすいスケジュールで組み込む予定です。
 桜の開花時期が2017年と同じであれば、ちょうど学会会期中に満開になることが期待されます。満開の桜の東京で学会の原点に戻った新知見(ノイエス)があふれる学会にしたいと思っております。皆様ご指導・ご協力よろしくお願い申し上げます。

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