第120回日本外科学会定期学術集会「完全Web開催~ライブストリーミング配信~」は、多数の皆様にご参加いただき、盛会のうちに終了することができました。
多くの皆様に、ご協力・ご指導いただきましたことを、心より感謝申し上げます。
引き続き2020年10月31日(土曜日)まで本定期学術集会のアーカイブ配信(当日のライブ配信映像の録画)を閲覧いただけます。
第120回日本外科学会定期学術集会
会頭 北川 雄光
今般の新型コロナウイルス感染症の影響に伴う第120回日本外科学会定期学術集会の延期(2020年8月13~15日パシフィコ横浜ノースにて開催予定)に際しまして、会員の皆様には寛大なるご理解と多大なるご支援を賜りましたこと、あらためまして心より御礼を申し上げます。緊急事態宣言が解除された現在も感染拡大のリスクは続いており、予断を許さない状況です。全国各地で、新型コロナウイルス感染症対応にご尽力されている全ての医療者の皆様に心より敬意を表します。
我々医療従事者は感染拡大のリスクを最小限とすることを第一とすべきと考え、慎重に検討を重ねて参りました結果、8月13日~15日の会期3日間、パシフィコ横浜ノースでの現地開催は取りやめ、完全Web形式による学術集会を開催することといたしました。
本学術集会では、司会、演者の皆様には予定された時間に遠隔地からWeb会議形式のセッションに参加していただき17講演会場のプログラムをリアルタイムライブストリーミング配信いたします。海外からの演者の皆様を含めたWeb-Discussantの参加により、臨場感あふれる双方向性の議論を実現いたします。ポスターセッション以外は、Web上にて登壇者間で質疑応答・ディスカッションが可能になります。また、視聴者の皆様には、ライブ配信中はチャット機能でセッションにご参加いただけます。
会期後は、すべてのセッションをアーカイブ化し、一定期間、各演題の音声付きスライド(ポスターはスライドのみ)の閲覧のみならずQ&A機能による演者との質疑応答、ライブ映像の録画視聴もお楽しみいただけます。また、新型コロナウイルス感染症と外科診療に関する緊急特別セッションを企画し、感染症専門家のご講演、日本外科学会としての活動や海外で危機に立ち向かった外科医の皆様の活動を紹介いたします。Web企業セミナー、AIパークや歴史展示などWeb上のバーチャル展示も充実させ、会員の皆様にとりまして有意義な学術集会となりますよう、鋭意準備を進めております。
近日中に、会員の皆様には、事前のスライド登録や参加登録の詳細についてご案内を申し上げます。
今回の学術集会では、一万数千人に及ぶ人の移動、集合を行うことなく、活発な学術的交流を図ることができる全く新しい形の学術集会のあり方を提案し、未来に向けた大きな第一歩としたいと考えております。
開催形態の大幅な変更に伴い、皆様には多大なるご心配とお手数をおかけいたしますこと重ねてお詫び申し上げますとともに、引き続き皆様のご理解、ご支援を賜りたく何卒よろしくお願い申し上げます。
2020年5月
第120回日本外科学会定期学術集会
会頭 北川 雄光
慶應義塾大学医学部外科学教室